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青 森 の 方 言

はじめに
青森県、は大きく分けて南部地方と下北地方および津軽地方の三つに分かれています。
ですから、天気予報もこの三つに分けて放送されます。

実際この三つの地域では天気が全然違うことが多々あるんです。
特に冬は、津軽地方は雪、下北地方は曇り、三八上北地方は晴れ。
と言う感じで、天候の差は冬に顕著に表れているようです。

津軽地区は毎日雪が降っているのに、南部地方は毎日晴れていて
ほとんど雪が降ることはありません。
だからといって暖かいわけではなく、かえって八戸の方が寒く感じられるのです。

東北のことを知らない人たちは、山形弁りも、南部弁も秋田弁も全部、
東北弁だと思っているようですが、それは間違いです。

確かにテレビドラマなどでは山形の人も青森の人も同じ言葉で話をしていますが
あれは、みなさんが理解しやすいように、標準語を東北地方の訛りに
聞こえるようにデフォルメしただけなのです。

実際の話、青森県には言語が三つあり、それぞれイントネーションが違い、又、
同じ言葉なのに意味が違うものもありまして、それで失敗した人もいたようです。

最近では訛りのひどい人はあまり見かけなくはなりましたが、バリバリの南部弁や
津軽弁を耳にすると、懐かしく思うのは私だけでしょうか。

私は南部の人間なので基本的には南部弁を中心に取り上げていきたいと
思いますが津軽弁も若干話せるので津軽弁も交えながら、言葉の意味、
使用例等を紹介していきたいと思います。

南部弁と津軽弁、そして下北弁の境界
さて、南部弁と津軽弁の境界はどこにあるのでしょうか。
そして南部弁と下北弁の境界は?
あるローカルTV局が調べたところによると野辺地町の狩場沢というところから
概ね八甲田連邦の線が南部弁と津軽弁の境だというようなことが書いてありました。
実際は八甲田連邦までは線は引いていないのですが、ニュアンスとして
判りやすいかなと思います。
それでは南部弁と下北弁との境界はいずこに?

「下北弁辞典」

というサイトがありますのでそちらを参考にしてもらえれば幸いです。


南部と津軽の違い

なぜ同じ県内に三つの言語があるのか。
これは江戸幕府が崩壊して時代が明治になった際の廃藩置県という
制度のせいだという説があります。
江戸時代までは津軽藩と南部藩に分かれてそれぞれに殿様
がいらっしゃったわけです。
そしてそれぞれ違う言語を話していた、と思われるわけです。
それが廃藩置県により、津軽藩と南部藩の北部が合体し一つの県になったのです。
ですからそれぞれ地域により言葉が違ってもおかしくはないと思うのです。
さらに下北には下北七湊というのがあり、海運が盛んだったため、
下北独自の文化と言語を育んできたのではないかと推測されるのです。

もう一つは気候の違いだという説もあります。
一年を通して違いはあるのですが、その傾向が顕著に現れるのはやはり冬です。
南部地方(八戸を中心に)はほとんど雪が降りません。
だからといって南部地方が暖かいというわけではないんです。

反対に雪の降る青森の方が暖かく感じるのです。
しかしそれが言葉が違うという理由の一つだといわれても
納得のできないところもあるのですが、
詳しく調べたことがないのであしからず。

しかし、気候も、文化も違う南部人と津軽人や下北人でも
同じ言葉を同じ意味としてとらえているものもいくつかあるのです。
例えば、「あずましい」<さっぱりした>や<気持ちがいい>という意味。
これは、津軽弁のようにいわれていますが
実際は南部地方でも使われている単語なのです。
この違いについては南部弁講座の中で紹介していきたいと思います。


  


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